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ここでは、健康管理システムの「クラウド型」と「パッケージ(オンプレミス)型」の違いについて解説しています。
クラウド型は、webブラウザやスマホ・タブレット用のアプリ上で使うタイプ。データは運営会社管理のクラウドサーバーに保存されます。サーバーや周辺機器、アップデート、メンテナンス等も運営側に任せられるのが特徴です。
一方のパッケージ(オンプレミス)型は、いわゆる買い切り型。ライセンス料を支払い製品を購入したら、自社サーバーにインストールして使います。基本、導入~運用まで利用者側に委ねられ、サーバーの準備やセキュリティ対策、アップデート、メンテナンスなどは自社で行うことになります。
では、どちらの方がメリットがあるのか、5つのポイント別に見ていきましょう。
クラウド型は月額費用を支払うかたちになるため、長く使えば使うだけコストが積み上がっていきます(利用人数分の定額制)。一方のオンプレミス型は、購入・導入の際に費用が発生しますが、月額費用はかかりません(自社の運用保守コストは別)。そのため、長く使い続ければ、いつかはオンプレミス型の方がトータルコストは低くなる可能性があります。
しかし、オンプレミス型は、システム障害などで費用が発生する場合も。クラウド型はその心配がないので、コストの“見える化”が可能です。またクラウド型は初期投資額も抑えられるので、そうした点を考慮すると、コスト面ではクラウド型に軍配が上がると言えるでしょう。
「クラウド型はカスタマイズが難しい」と思っている方もいるかもしれませんが、最近は多機能なクラウド製品が多く、柔軟にカスタマイズできるものがたくさんあります。
さらに、新機能が出た際、クラウドならすぐに利用可能ですが、オンプレミス型の場合は新しいバージョンの検証やインストールといった作業が必要です。この点を考えると、クラウド型が便利でしょう。
操作性に関しては、クラウド型とオンプレミス型で大きな違いはなく、製品ごとの個性になります。
運用面では圧倒的にクラウド型が有利。クラウド型は自社での運用や保守がほぼ不要で、運営側に任せられるからです。プロが運用を行うため障害なども少なく、可用率も上がります。
一方オンプレミス型は、自社での運用が必要。従業員からの問い合わせなどにも対応しなければならず、雑務が増えてしまいます。
システムの導入後、社内ニーズに応えて迅速に種々の変更が行えるのは、オンプレミス型の方でしょう。そのため、導入後の従業員満足度を重視するならば、オンプレミス型の方がメリットが多いと言えるかもしれません。
以上5点をトータルしてみると、メリットが多いのはクラウド型の方といえます。実際、グループウェア全体の市場においてクラウド型が占める割合は、8割以上です。もしクラウド型・オンプレミス型で迷っているなら、ぜひクラウド版を検討してみてはいかがでしょうか。
その他にも、健康管理システムを選ぶ際には、「セキュリティ対策が万全であること」「導入実績や稼働実績が豊富なこと」を重視してみてくださいね。
2023年3月6日時点、Google検索「健康管理システム」で上位表示されているクラウド版健康管理システムから、「セキュリティ対策が整っている」としてISO27001(ISMS)認定を取得している、かつ公式サイトに「月額費用の目安」が掲載されているものを選出。導入実績・1人あたりの月額費用目安・セキュリティ対策で比較しています。ぜひチェックしてみてください。
導入実績 | 1人あたりの月額費用目安 | セキュリティ対策 | |||
---|---|---|---|---|---|
1名~ 999名 |
1000名~1999名 | 2000名~ | |||
Growbase
(旧)ヘルスサポートシステム (ウェルネス・コミュニケーションズ) |
1,000社以上 | ~200円 ※1 | 約145円 ※2 | 約102円 ※3 | ISO/IEC 27001 (ISMS)認定を取得 |
newbie
(マイクロウェーブ) |
記載なし | 220円 ※5 | 550~1100円 (1000名以上一律1,100,000円) ※5 |
~550円 (1000名以上一律1,100,000円) ※5 |
ISO27001(ISMS) 認定を取得 |
Carely
(iCARE) |
490社以上 | 200円~ ※4 | 200円~ ※4 | 200円~ ※4 | ISO27001(ISMS) 認定を取得 |
・ISO/IEC 27001(ISMS)認定を取得
・24時間365日セキュリティ管理
800社以上
約90円
※セキュリティ対策:2006年8月1日制定 ※導入実績:2021年2月18日時点 ※月額費用目安:2021年2月18日時点、スタンダード版利用、従業員数2,000名の場合 ※公式HPに税表記はありませんでした
・ISO27001(ISMS)認定を取得
350社以上
200円
※セキュリティ対策:2013年2月6日制定、2021年3月1日改定 参照元:carely公式サイト(https://www.carely.io/security.html)※「クラウド」利用の場合 ※公式HPに税表記はありませんでした
・ISO27001(ISMS)認定を取得
厚生労働省の定めるガイドラインに則ったセキュリティ対策
記載なし
220円
※セキュリティ対策:2005年3月1日制定、2014年3月25日改訂 ※月額費用目安:2020年12月時点「健診+ストレスチェック」の場合