健康経営の取り組み事例

最近では健康経営を目指す企業が増えていますが、実際にどのように取り組むべきでしょうか。ここでは、7つの健康経営への取り組み事例を紹介するので、自社での取り組みの参考にしてください。

各企業の健康経営に対する取り組み

SCSK株式会社

健康経営への取り組みとして、就業時間中の喫煙禁止により、従業員の完全禁煙へのサポートを行っている事例です。喫煙者にとって禁煙は、強力な動機がなければ難しいものですが、企業が組織的に禁煙を推奨する施策を実施したことで、結果的に従業員の喫煙率が減少しました。

住友林業株式会社

住友林業株式会社では、社内に医療的な窓口を設置することで従業員の健康管理を行っています。設置されたのは保健師と臨床心理士です。さらに「こころの健康診断」というセルフチェックを社内で行えるように社内イントラネットを改善させました。長時間労働を減らすため、就業時間内での生産性によりインセンティブを付与するなどの取り組みもなされています。

フジ住宅株式会社

健康経営への取り組みの一環として、定期検診を改善した事例です。定期検診の項目を自社の業務にあわせてカスタマイズし、検診の結果でリスクが高いとされた従業員に対しては、保健指導や健康増進のアドバイスを実施しています。また経営者が直接従業員に対応する質問会を開催することで、心の健康も維持できるようにしているとのことです。

バンドー化学株式会社

バンドー化学株式会社では、メタボリックシンドローム対策とノー残業デー、ストレス対処力研修を行っています。ノー残業デーには経営者が社内を巡回するなどして残業を減らし、結果的に従業員の血圧が改善されたり、医療費が少なくなったりなどの効果が現れたそうです。

松阪鉄工場株式会社

昼休憩の時間に健康体操を実施するという、健康経営への取り組みを実践している事例です。インストラクターを招き、従業員への運動の希望を行い、さらに運動に参加すると健康グッズと交換できるスタンプが溜まる仕組みを作り上げました。

辻木材株式会社

健康経営のためにさまざまな取り組みを行っている事例で、ノーCarデー、万歩計をつけての1日5,000歩以上のウォーキング、毎日10分間の縄跳びなどの運動の他、間食封印・休肝・禁煙などの生活習慣面での健康も推奨しているとのことです。

佐野テック株式会社

従業員の名札に、個人が目指す健康目標を記載している事例です。名札という目につく場所に目標を掲げることで、従業員全員が健康への意識を高め、目標を達成できるよう努力するようになりました。

まとめ

健康経営への取り組み事例を見ると各社さまざまな工夫をこらしていますが、健康状態をデータ化できる健康管理システムは健康経営に大変役立ちます。